ハンナラ党は朴槿恵議員を新代表に

【ソウル23日共同】盧武鉉大統領への弾劾訴追で支持率が低下している韓国の野党ハンナラ党は23日、ソウル市内で臨時党大会を開き、故朴正熙元大統領の長女、朴槿恵議員を新代表に選出した。
 韓国では保守層を中心に故朴元大統領への人気が高く、ハンナラ党は朴新代表を党の顔にしてイメージを一新、4月の総選挙に臨む。
 同党は現在、139議席と国会の過半数を制するが、最近の世論調査では70%以上が弾劾に反対し支持率が急激に低下。朴新代表は、保守層の再結集などを通じてどこまで党勢を立て直すことができるかが課題となる。
 党代表公選には、朴槿恵議員、洪思徳前院内総務、金文洙、権五乙、朴振各議員の5人が立候補。金議員は首都圏選出の議員らとともに弾劾案の撤回を主張して波紋を呼んだ。
 朴槿恵議員は世論調査と代議員投票を合わせた結果で51・8%を獲得、第1回投票で新代表に選出された。(共同通信)
[3月23日19時7分更新]



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